長野県 富士見農場

冬の手入れ シレネ

冬の富士見農場では、新苗の仕込の他に昨年の苗の植え直しをしています。
分かりやすい「シレネ コンパクタ」を手入れしてみました。
まず、冬のシレネはこんな感じで茎が伸び、葉が落ちて来ます。
そのままにしておくと、冬の寒さを防ぐことも出来ますが、この場合はポット苗をハウスで管理するので切り落とします。
また、新芽が伸びるころ、伸びた茎の先から葉が拡がると格好も悪くなりがちなのでその予防の意味もあります。
夏の蒸れも同じように切り戻すことで防げます。

 

 

地面近くで切るとこんなに新芽が隠れていました。

 

 

根を確認してみると、ポットの下から飛び出ているモノもあれば、ポットの下で根がガッチリ回っているモノもあります。

 

 

 

このままでは水回りが悪く、酸素も行き届かず窒息し、最悪根が腐り絶えてしまうので、
根をほぐして植え直します。

 

 

そうすると根が新たに伸び、新芽も大きく成長します。
事前に切っておいた苗はこんな風に成長しています。

 

 

シレネだけではなく、それぞれの植生にあわせて植え直しを進めています。
皆様のおうちで伸び広がったシレネがあったら試してみてください。
                      富士見農場

雪の富士見農場

昨今の冷え込みで雪景色の富士見農場です。

 

 

 

 レイズドベットの新しい花壇も、農場の庭もすっかり雪景色です。

 

 

 

さて、ハウスの外は冷え込んでいますが、ハウス内では来春に向けての生産が始まっています。

 

まだまだ小さな苗ですが、来春にはしっかり大きく成長した宿根草になります。

 

 

 

厳しい寒さを超えた苗が届くまで、今しばらくお待ちくださいね。

 

富士見農場

日陰に向く宿根草 広さ:畳1枚分

日陰に向く宿根草を植え付けました。

耐陰性を持つ宿根草で、冬は地上部が無くなる植物が多い。

春の新芽が非常に綺麗です。

■配置図■

 

バラと宿根草 広さ:畳1枚分

バラと宿根草を畳1枚分に植込みます。

バラと花色のバランスが合う宿根草を手前から奥に向かって草丈が大きくなるように配置します。

配置が決まったら、ポットから苗を取り出し、根を良くほぐしてから植え付けます。

■配置図■

 

レイズドベッド(高床式花壇)の作り方

レイズドベットとは、夏越ししやすい高床式花壇のことで、実際に畳1枚分の大きさのものを作成してみます。

まず10~15cmくらい掘り起こした後、地上20~30cmくらいの高さまで、石や枕木、レンガ(水の抜けやすい材質)を積み上げ、花壇を縁取りを作ります。

今回は鉄平石を利用してレイズドベッドを作成しました。大きいサイズの石を下の方に置き、石と石の間に重なりがくるように配置するとバランスが良くなります。また置いた石の上面が極力水平になるように置くことで、積み上げやすくなります。

約30分の作業でレイズドベッドの大枠が完成しました。

ここから更に石を積み重ねていき、高さをつくります。

土の配合は園芸培養土を半分くらいにして、鹿沼土(or日向砂or赤玉土)、堆肥、軽石、堆肥を混ぜて土を作ります。

花壇を高くして、鹿沼土や軽石で排水性の良い土にすることで、夏越ししやすい花壇が出来ます。

2人で約1時間の作業をしてこんな感じに仕上がりました。

いろんな宿根草が咲いています

コレオプシス ドミーノ(左)、ガウラ スパークルホワイト(右)

 

 

奥の青い花がゲラニュームブルックサイド、真ん中のキャンドル状の白い花穂を付けているのがベロニカ ハミングバードホワイト、手前の黄金葉がアガスターシェ ゴールデンジュビリー。

アリアム ギガンチュームとエルムルス(キャンドルリリー)

赤紫色の小さい花がたくさん集まって球形になるアリアム ギガンチュームは、存在感ある花姿で、風が吹いて左右に揺れるの様子は躍動感たっぷり。

下の写真で、黄色の長い花穂を咲かせているのがエルムルス(キャンドルリリー)です。1m以上の草丈で咲いていて、青い空と黄色い花のコントラストがとても鮮やかでキレイ。

アスチルベ

ボリューム間のある花穂が特徴のアスチルベで、左がシスターテレサ、右がファナルという品種。

ユキノシタ科の宿根草で「アワモリショウマ」の洋種。とても丈夫な植物で、極端な乾燥地以外ならどこでも生育可能。育てる際は、水枯れに注意。

日陰~半日陰に向く植物です。