鉄砲百合 日の本(テッポウユリ ヒノモト)

今年も12月に入り、いよいよ慌ただしくなってきました。

年末年始の飾りつけに欠かせない切り花、これに使われる草花はいくつかありますが、今回は『鉄砲百合(テッポウユリ)』をご紹介します。
切り花として流通している鉄砲百合の殆どは⽩⾊の品種で、その中でも代表的な品種が『⽇の本(ひのもと)』です。そしてこの 日の本 切り花の主⼒産地として⾼知県があります。

 

生産者は年末の切り花出荷に向け、暑い真夏から準備をしています。
6月~7月にかけて納品された球根は、そのまま植えたのでは来年の初夏まで花は咲きません。しかし特別な処理をする事で、早ければ10月頃から花を咲かせる事が可能となり、切り花として市場に出荷されます。この『特別な処理』が本当に大変な作業で、生産者の皆様には脱帽です。
その努力の結晶として出荷された 日の本 ですが、その姿から何とも言えない『可憐さ』『清潔さ』『凛とした強さ』を感じるのは私だけでしょうか?とてもさわやかな香りで、花瓶に挿して部屋に飾ると清々しい気持ちになります。
実はこの鉄砲百合 日の本 は、世界的にみても鹿児島県にある沖永良部島だけで生産されている超限定的な品種なのです。これについてはまた紹介したいと思います。

 

(出荷を待つ鉄砲百合 日の本)

 

レイズドベッド(高床式花壇)の作り方

レイズドベットとは、夏越ししやすい高床式花壇のことで、実際に畳1枚分の大きさのものを作成してみます。

まず10~15cmくらい掘り起こした後、地上20~30cmくらいの高さまで、石や枕木、レンガ(水の抜けやすい材質)を積み上げ、花壇を縁取りを作ります。

今回は鉄平石を利用してレイズドベッドを作成しました。大きいサイズの石を下の方に置き、石と石の間に重なりがくるように配置するとバランスが良くなります。また置いた石の上面が極力水平になるように置くことで、積み上げやすくなります。

約30分の作業でレイズドベッドの大枠が完成しました。

ここから更に石を積み重ねていき、高さをつくります。

土の配合は園芸培養土を半分くらいにして、鹿沼土(or日向砂or赤玉土)、堆肥、軽石、堆肥を混ぜて土を作ります。

花壇を高くして、鹿沼土や軽石で排水性の良い土にすることで、夏越ししやすい花壇が出来ます。

2人で約1時間の作業をしてこんな感じに仕上がりました。

ヘリオプシス ビーナス

早朝に撮影したヘリオプシス ビーナス

日中との寒暖の差が大きいのと、空気が澄んでいることもあって、黄色の花びらがとても綺麗です。

花育活動

小学校に花育活動してきました。(写真①)

5〜6年生の園芸委員23名が参加し、プランターに球根とプリムラ苗を植え込みました。今回は4つのグループに分かれてもらい、それぞれでチューリップ、スイセン、アネモネとラナンキュラス、プリムラを植えました。(写真②)

まずは球根に土を入れる作業で、袋をひっくり返して豪快に植える子供や、スコップで少しずつ丁寧に入れる子供がいたりと、個性豊かでした。(写真③)

プランターに球根を植える際に、土を入れ、ほんの少し指で穴を空け、球根を置き、土をかける という手順であるが、実際は10cm以上の深さの穴を開ける生徒がいて、かなり深植えになってしまっていたので、伝えることの難しさを感じるとともに、このことを今後に活かしていかなければと身の引き締まる思いでした。(写真④)

植え込み作業が進むにつれ、私たちにも少し慣れてきて、少しずつ質問が出てきました。よく聞かれた質問は、球根の上下です。特にアネモネ、ラナンキュラスは上下がわかりにくかったようです。あとは分球したスイセンの子球(新しく出来た小さい球根)を見て「これは何?」とか「これは花が咲くの?」と質問されました。(写真⑤)

植え込み後に、これから栽培していく場所にプランターを移動し、作業していた場所が土で汚れたので、みんなで箒で掃いて綺麗にして終了。(写真⑥、⑦)

「土に触れる楽しさ」を子供たちに伝えられるよう、これからも活動していきたいと思います。

   

(写真①)ご挨拶       (写真②)作業開始

(写真③)土を入れる

(写真④)球根植える

(写真⑤)質問中

(写真⑥)完成

(写真⑦)掃除

なばなの里 植え込み風景

朝晩冷え込むようになり、チューリップを植えるのに良い気候になってきましたね。前回、三重県にある なばなの里 への出荷・納品風景をご紹介しました(http://www.hanano-yamato.co.jp/staffblog/?p=1151)が、今回は球根の植え込み風景をご紹介します。

このなばなの里では毎年なんと、100万球を超えるチューリップが植え付けされています。これほど大量のチューリップをどうやって植えるのか…。『そんなの機械で植えてるんでしょ?』と思った方、違います。全て手作業により植え込まれています。まず植え込みたい圃場全体に植え込むチューリップをバラ撒きます(写真1)。担当者曰く、『球根の密度が均一になるようにバラ撒くのが難しい』との事。そしてそこへチューリップ植え込みマシーンと化したスタッフがやってきます。穴を掘る、球根を入れる、土を被せる。ひたすらこの作業を繰り返します。一列に並び、植え込むチューリップ・圃場と対峙する姿は勇ましくもあり、どこか可愛らしさを感じさせます(写真2、3)。

この作業、時間との闘いです。なぜなら圃場にバラ撒かれたチューリップが強い日差しにさらされてしまっているからです。チューリップを含む球根類は、直射日光が大敵です。ですので、圃場にバラ撒かれたら可能な限り早く植え込んで直射日光が当たらないようにしないといけません。

植え込みが終わった圃場は十分に灌水された後、バークたい肥で覆います。暑さ対策と水切れ防止の為です(写真4)。

なばなの里でのチューリップの植え込みは、早ければ10月下旬から始まり、遅い時は年が変わった1月中旬頃まで続く事もあります。それだけ大量のチューリップを植えている証拠ですよね。今回植えられたチューリップが、来春美しい花を咲かせ、多くの来場者を楽しませてくれる事を願っています。

(写真1)均一になるようにバラ撒きます

(写真2)植え込みは人の手により行われます

(写真3)土を掘り、球根を入れ、土を被せる

(写真4)バーク堆肥で覆って完成

里芋(サトイモ)の収穫

里芋(サトイモ)の収穫は10月から11月上旬頃が適期になります。
今回は芋のなっている様子がわかるよう葉をつけたまま掘り上げを行いましたが、先に葉を地際で切り、くわなどで芋を傷つけないように掘り起こすと収穫しやすいです。

里芋の詳しい育て方はhttp://www.hanano-yamato.co.jp/howto/satoimo/をクリックしてください。

  

 

植栽用の球根 なばなの里へ向け出発

花の大和では全国の公園等に球根は勿論のこと、種や苗・花木等の植栽材料を納品しています。この時期の植栽材料と言えば何と言ってもチューリップ!そこで今回は三重県にある なばなの里 への納品風景をご紹介します。

なばなの里は花をメインとしたテーマパークで、紫陽花、バラ、コスモス、ダリア等季節を彩る花を一年中楽しむ事が出来ます。(http://www.nagashima-onsen.co.jp/nabana/index.html/

そして春には100万球を超えるチューリップが見頃を迎えます。なばなの里で見る事が出来るチューリップは非常にバラエティーに富み、早生~晩生、一重咲きから八重咲き等の変わり咲き、また原種系チューリップも楽しむ事が出来ます。チューリップ祭り期間中は毎年多数の来園者の方が楽しむ花となっていますので、納品には一段と気合が入ります。

公園植栽用に使用するチューリップの多くはオランダ産輸入球根です。これらの球根は8月から10月にかけて船で日本に運ばれてきます。そして納品までの間、弊社倉庫でその時を待ちます。納品前には必ず担当者自らが品質チェックを行います(写真1)。必ず全品種チェックを行い、不良球があれば出荷前に選別を行います。この作業は正直かなりの重労働且つ時間のかかる作業なのですが、弊社は品質最優先を心掛けており、この作業を外すわけにはいきません。お客様の信頼・信用を裏切るわけにはいきませんからね(写真2)。品質チェック後、出荷内容チェックを行います(写真3)。品質・内容ともチェックされた後、出荷トラックへの積み込みとなります(写真4)。トラックのコンテナ満載になったチューリップを見ると爽快な気分になるのは私だけでしょうか。そしてチューリップ満載となったトラックは一路なばなの里へと向かいます。

なばなの里に到着したトラックは早速担当者により降ろされます。この作業、開園前の早朝に行われます。来園される方の通行の妨げにならないようとの配慮からです。さすがです。納品されたチューリップは、なばなの里担当者により内容チェックされます(写真5)。内容に相違がない事が確認された後、随時植え込み作業へと移っていきます。植え込み作業についてはまた後日アップしますのでお楽しみに!

(写真1)品質チェック

(写真2)球根

(写真3)出荷内容チェック

(写真4)いよいよ出発

(写真5)納品チェック

 

 

 

いろんな宿根草が咲いています

コレオプシス ドミーノ(左)、ガウラ スパークルホワイト(右)

 

 

奥の青い花がゲラニュームブルックサイド、真ん中のキャンドル状の白い花穂を付けているのがベロニカ ハミングバードホワイト、手前の黄金葉がアガスターシェ ゴールデンジュビリー。